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重なれば、温かい。

2023年3月1日

あっという間に2月も終わり、新しい月が始まりました。
3月は二十四節気のひとつ「啓蟄」があります。
「啓蟄」とは「大地が温まって、冬ごもりから動物や生き物たち、植物たちが顔を出す」と
いう意味のことです。

ある日、玄関先を訪ねて来られた方がおられました。
お話を聞かせていただくと、10年くらい前にファボール泉が丘をご利用されていた方の家族様でした。
今回「ここにお住まいの皆様で使っていただけたら」と手作りのお手玉を持ってきてくださいました。
それは、色々な思い出のある端切れたちを丁寧に縫い合わせて作られたもののようでした。
さっそく皆様にお渡しすると、ぽん、ぽんと昔を思い出されたように遊ばれておりました。
童心に戻られたような目に自然と笑顔がこぼれました。

また、最近偶然にも「以前おられた〇〇さん(スタッフ)にはうちの親が本当によくお世話になってね。それでご近所さんに困っている方を知ってて〝一度ファボールさんに聞いてもらったら?〟ってお話したの」というご相談を何回かお受けすることもありました。

これまでの諸先輩たちが「ファボール泉が丘」を通じて大切に続けてきた〝お一人お一人の入居者様やその家族様との繋がり〟〝地域の方々との繋がり〟、その一つ一つが積み重なり、重なった数の層だけ温かくなり、そしてそこから新しい芽がでるように、〝今〟に繋がっているのだなぁ、と実感しました。

「啓蟄」にも似た出来事でした。

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