負けるな、春。
2020年3月31日
新型コロナウイルスの影響を受けながらも、双葉学園の子どもたちはみんな、今年も無事に春を迎えることができました。
今年度は、4人の子どもたちが社会人として旅立ちました。毎年恒例の「卒園生を送る会」は、新型コロナ感染防止に配慮した結果、例年より規模を縮小した式となりました。
卒園生からの別れの挨拶は、4人とも個性豊かでしたが、「自分を変えることができた。みんなも頑張ってほしい」「自分に正直に生きてほしい」など、それぞれの強い思いがこもった言葉が印象的でした。
この会では恒例になっているのですが、入所した時から現在までの4人が写った写真をプロジェクターで流し、みんなで鑑賞しました。中には、幼児の頃から入所していた児童もおり、一人の人間が大人になっていく過程で、たくさんの人々との出会いがあることを、また、その出会いがひとりひとりの心の中に積み重なっていることを実感しました。
これから先、社会に出てからも、たくさんの人々との出会いが、彼らを大人にしていくことでしょう。時にはつらいこともあるかもしれませんが、これまでの出会いを胸に挑戦し続けてくれることを祈るばかりです。