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おひとりおひとりの、原風景。

2021年2月18日

暖かい日かと思えば、また寒くなり…まさに「三寒四温」を肌で感じます。
この時期になると、梅の花が咲き出し、メジロが木の枝で羽を休めている光景を見かけることも増えてきました。

緊急事態宣言が出て、私たちファボール泉が丘で暮らす皆様も、これまでのようにいろいろな場所へ自由にお出かけになることもできず、我慢の日々が続いています。
しかし、皆様、暗いお気持ちばかりではなく、ご家族様や地域の方々からのご協力もいただき、ポジティブに受け止められていることもたくさんあります。

あるご家族様から、「うちの親はよく絵を描いていたんですよ」と、これまでに描かれた絵を写した写真をいただきました。
それを見たご入居者様は、「あら、いやだ」と笑いながら、「出先で、いいな!と思ったものをみつけると、その場で簡単なスケッチを残しておくの。この絵は、このクマちゃんがかわいい!と思ってね…」と話してくださいました。そして、「また平穏な日常が戻って来たら、『スケッチ旅行』に行きたいわね」と、旅行の話で盛り上がりました。

周りにいた皆様も、地域の方が持って来てくださったきれいな景色や工芸品の載った本をめくりながら、しばし「空想旅行」を楽しまれました
ここにいらっしゃる皆様は、お聞きしていると本当にいろいろな趣味や特技を持っておられ、また“あの頃”の話をされている皆様の表情はとてもやさしく、目はキラキラとされています。

私たちファボールの職員も、この皆様おひとりおひとりがお持ちの「原風景」を大切にしていきたいと、改めて感じることができました。

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